01-022 信託銀行の「遺言信託」とは何か?

信託銀行の「遺言信託」とは何か?

信託銀行の遺言信託

信託銀行が扱っている商品に「遺言信託」というものがあります。信託という名称がふされているため紛らわしいのですが、これは信託法に基づく行為ではありません。遺言代用信託と「遺言信託」は間違いやすいのですが、「遺言信託」は、信託銀行が、遺言書の作成とその保管、相続発生時の遺言の執行を行うサービスの名称なのです。ただし、信託銀行は相続税申告や名義変更登記などの手続はできないため、遺言を完全に任せることはできません。

遺言信託のサービス内容

信託銀行の「遺言信託」は、具体的には以下の様なサービスが提供されることになります。

  • 信託銀行は、遺言者に対して遺言書作成を助言します。
  • 遺言者は、遺言を作成します。
  • 公正証書遺言を作成します。公正証書遺言は、公証人によって作成されるものであり、原本が公証人役場に保存されるため偽造や紛失を防止することができます。
  • 遺言者は、信託銀行との間で遺言書保管に関する約定を締結します。
  • 信託銀行は、遺言者に財産などに異動・変更がないか照会します。
  • 遺言者が死亡すると、死亡通知人は信託銀行に対して遺言者死亡の通知をします。
  • 信託銀行は、保管していた遺言書を開示し、遺言執行者の地位に就職するかどうかを決定します。遺言執行者に就職した場合は、財産目録を作成し相続人に交付します。その上で遺産の管理、処分、債務の弁済などの遺言の執行に必要な一切の行為を行います。そして、終了時には、遺言執行てん末報告書を作成します。
信託を行わない場合の相続手続き

信託銀行の「遺言信託」とは何か

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