02-001 一般社団法人・財団法人とは何か?

【1】 一般社団法人とは

一般社団法人とは、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づいて設立された法人のことをいいます。一般社団法人は、一定の目的で社員が集った団体であり、設立の登記を行うだけで誰でも簡単に設立することができます。
一般社団法人の特徴は、持分のない法人であることです。すなわち、株式会社と異なり、法人のオーナー(出資者)が存在していません。

【2】 一般社団法人は持分がない

一般社団法人には持分が存在しないため、法人が持っている財産に相続税が課されないことになります。それゆえ、一般社団法人を親族内で支配し、そこに財産を所有させていれば、それらの財産が相続税の課税対象から外れることになります。
しかし、個人財産を一般社団法人へ移転する際には、オーナー個人に対して譲渡所得税が課され、一方の一般社団法人に対して法人税(受贈益)が課されます。

【3】 一般社団法人の剰余金の分配はできない

一般社団法人の問題点は、定款で規定しても剰余金又は残余財産を社員又は設立者に分配することができないということです。それゆえ、株式会社のように法人がオーナーへ配当金を支払うことによって剰余金を分配することはできません。つまり、オーナーが直接的に利益を吸い上げる手段が無いということです。とすれば、オーナーは役員に就任して報酬をもらうしかありません。
しかし、一般社団法人を解散する際、社員総会の決議によって社員へ残余財産を分配することは可能です。それゆえ、一般社団法人へ移転した財産を最終的にオーナーの手元へ取り戻すことはできるのです。

財団法人とは何か

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