02-002 一般社団法人・財団法人と株式会社との違い

【1】 一般社団法人の機関設計

株式会社の機関は株主総会と取締役(最低1人)です。一方、一般社団法人の機関は社員総会(2人以上、ただし設立後は1人でも可)と理事(1人以上)です。
株式会社では株主がゼロとなることは理論上考えられませんが、一般社団法人では社員がゼロとなった場合は解散しなければなりません。

【2】 一般社団法人の事業内容と運営資金

株式会社の事業は営利目的(利益の分配を行う)の収益事業です。一方、一般社団法人の事業は非営利目的(利益の分配を行ってはならない)ですが、収益事業に限らず収益性の無い事業(公益性の高い事業)を行うケースも多く見られます。
株式会社の運営資金は、株主からの出資を基礎としますので、株式を発行して対価として金銭や現物の払込みを受けます。一方、一般社団法人の運営資金は、出資という概念が無いため、出資以外の方法すわなち金銭債務によることになります。この点、利息の支払いを行わない「基金」という劣後債務によって運営資金を調達する制度が設けられています。

【3】 一般社団法人のオーナーと相続税

株式会社には株主というオーナーが存在し、利益配当を受けます。また、法人の持分が株式という相続財産となり、相続税が課されます。これに対して、一般社団法人にはオーナーが存在していないため、社員であっても利益配当を受けることができません。また、法人に持分という概念が無いため、たとえ法人を運営する人(社員)に相続が発生しても、相続財産が存在しておらず、相続税が課されることはありません。

財団法人と株式会社との違い

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