02-005 公益法人とは何か?

【1】 公益社団法人になるための公益認定

一般社団法上、一般社団法人は公益認定をうけることによって「公益社団法人」となることができます。
公益認定とは、民間有識者からなる第三者委員会による公益性の審査(公益目的事業を行うことを主たる目的とすること等)を経て、行政庁(内閣府又は都道府県)から認定を受けることで、公益社団法人として税制上の優遇措置を受けることができる制度です。
公益社団法人には、高い公益性が求められる一方で、法人税において公益目的事業が非課税なり(収益事業は課税)、公益法人の寄附者や贈与者に対する優遇措置(譲渡所得税が課されません。)が与えられます。

【2】 公益認定の審査基準

公益認定を受けるには、公益性とガバナンスの2つの側面から審査基準を満たさなければなりません。
公益性とは、公益事業を行い、特定の者に特定の利益を与えないことです。また、収支相償(収入が費用を超えてはいけません。)であると見込まれ、儲けてはなりません。そして、公益目的事業を行う能力と体制を備えているガバナンス体制が必要となります。

【3】 公益法人と一般法人のどちらを選ぶか

公益社団法人は不特定多数の方々の利益の増進に資することを目的とするものであり、公益の見返りとして税制面での優遇措置が付与されています。このため、公益性とそのガバナンスが求められます。
これに対して、一般社団法人は目的に制限は一切なく、個人の利益追求のために設立することが可能ではありますが、公益社団法人のような税制面での優遇措置は全くありません。したがって、個人が相続対策として活用するのであれば、一般社団法人ということになります。

公益法人とは何か

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