【曽根惠子の相続コラム】「相続させる立場」と「相続する立場」で受け止め方が違う 

「相続させる立場」から・・・意思を残して自分と家族を守る

相続では亡くなった方に対して感謝や尊敬心を持ちながら、互いに配慮して家族の絆を大切される気持ちがあると、こちらにもそうした気持ちは十分に伝わりますし、終始円満に穏やかに手続きが進みます。そうした場面をつくるためには、家族に配慮した意思を残すことが必要です。
いざ、相続の用意をしようとするといろいろな迷いもでてくるでしょう。
・子供にはお金を知らせるとあてにされそう
・生前にお金を渡すと使われて、なくなってしまう
・親のお金をあてにするような生き方をさせたくない
・お金は最後まで渡したくない
・財産を残すともめ事になるので残さず使い切る  などなど

おひとりずつ聞いてみると、もっといろいろなお気持ちがあることでしょう。ほんとうにおひとりおひとり違いますので、オーダーメードで考えないといけないのです。
それも、自分の独断でよいかというと、それでは「意思」や「気持ち」は伝わりません。自分の考えや気持ちを話すことでもいいでしょうし、「相続する人」の考えを聞くこともいいでしょう。いずれにしても相続の用意をしておかないとうまくいきません。

「相続する立場」から・・・親子、きょうだい信頼関係を保つ

「相続する立場」では、いきなり相続や財産の話をするのではなく、親のサポートするために、親、きょうだいで希望を聞いたり、役割分担を決めたりする機会を持つことが大切です。相続は家族のテーマとだということです。
・ずっと自宅に住み続けたいのか
・独り暮らしになっても大丈夫か 
・介護が必要になったら、誰がサポートするのか、誰にサポートしてもらいたいか
・認知症になったら、誰がサポートするのか、誰にサポートしてもらいたいか
・老人ホームなどに入るには費用は足りるのか などなど

親のサポートを主としたテーマとして、親、きょうだいで希望を聞いたり、役割分担を決めたりする機会を持つことが大切です。相続は家族のテーマということです。
相続や財産は、親のサポートの延長線上にある枝葉のことで主目的ではないと考えることが円満に進めることかもしれません。義務を果たしてこそ、権利が生まれるはずです。それでも、相続の場合は、法律で権利が決められていて、保証されていることが争いを引き起こす現実がありますので、生前に予行演習のように、家族でコミニュケーションを取り、相続を想定した親のサポートをしながら、相続の用意が必要となります。
自分や家族に合った方法は何か、考え、話し合い、探すところからはじめてはいかがでしょうか。

それでは、いつから、はじめるのがいいのでしょう。
「相続させる立場」の方は、”70歳”がボーダーラインのようで、考えはじめる年齢のようです。それ以上の年代となっても親が動かない場合は、「相続する立場」の子供たちが動かれますので、主に40代から60代の年代となります。どちらの立場でも、相続を意識して家族でコミュニケーションが必要です。

相続のご相談は【相続コーディネート実務士 曽根惠子】へ

執筆者紹介

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曽根恵子 (そね けいこ)
株式会社 夢相続 代表取締役
公認不動産コンサルティングマスター/相続コーディネート実務士

日本初の相続コーディネーターとして13,000件以上の相続相談に対処。
感情面・経済面に配慮した”オーダーメード相続”を提案し、
家族の絆が深まる「夢相続」の実現をサポートしている。

【主な著書】
『相続税は「不動産」で減らせ』『円満な相続には遺言書が必要!』等 44冊

【テレビ出演】
NHK「あさイチ」「ゆうどきネットワーク」 TBS「はなまるマーケット」
フジテレビ「とくダネ」「ノンストップ!」など

【新聞・雑
日経・MJ・読売・朝日・産経・プレジデント50+
週刊ダイヤモンド・など 多数のメディア取材に協力している

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