欧米の富裕層が資産承継に活用するファミリー・オフィスとは?

ファミリー・オフィスとは?

富裕層の方にとって資産承継は、様々なテーマが関連し合い複雑な問題となってしまいがちです。そのため、欧米の富裕層は各分野の専門家を束ねたファミリーオフィスを組織しているのです。

ファミリー・オフィスとは?

ファミリー・オフィスとは、事業に成功した超富裕層が、自らの親族のために雇う専門家チームのことです。そのチームは、弁護士、税理士、投資顧問業者などから構成され、ファミリーのニーズに基づいて、財産の保全と運用、親族が必要とするありとあらゆるサービス(例えば、学校教育、美術品・骨董品の購入、結婚相手の紹介、相続・事業承継の助言など)を提供します。

ファミリー・オフィスは、シングル・ファミリー・オフィスとマルチ・ファミリー・オフィスに大別されます。シングル・ファミリー・オフィスは、ある特定のファミリーだけにサービスを提供するものであるのに対して、マルチ・ファミリー・オフィスは複数のファミリーを顧客とするものです。一般的に、財産規模が最低20億円程度なければシングル・ファミリー・オフィスを運営するのは難しいと言われ、20億円に満たない場合には複数のファミリーをまとめたマルチ・ファミリー・オフィスが活用されることになります。米国では、マルチ・ファミリー・オフィスが4000社以上あると言われますが、日本にはファミリー・オフィス自体がほとんど存在していません。

公益財団法人がファミリー・オフィスの代わりに

日本の場合、ファミリーが公益財団法人を設立し、相続税負担を軽減させるために財産を移転しているケースが散見されます。公益財団法人で財産管理を行っている場合、公益財団法人がファミリー・オフィスと同様の機能を果たしていると言えるでしょう。

ファミリー・オフィス